心理学では、人間は慣れ親しんだもの・人や、何度も見たり聞いたりしているもの・人に愛着が沸いてくることがわかっています。
目にしたり接触する頻度が増えるごとに、無意識にだんだんと価値のあるものに思えてくるのです。
この心理的効果は「ザイオン効果」と呼ばれています。
当然のことの様ですが、毎日会うクラスメイトや職場の同僚、ご近所さんなどに、その他の人々よりも情が沸くのはザイオン効果があるからです。
カフェやよく行くお店などでも、初めて会う店員さんよりもよく見る店員さんの方がなんとなく好き、なんてことがありますよね。
初めは好きじゃなかったデザインも何度か見るうちになんとなく良く思えてきたり。
もし現在片思い中で振り向かせたい彼・彼女がいるのなら、このザイオン効果を使ってみてください。
会う頻度を増やすだけで自分への好感度が上がる、誰にでもできる簡単な方法です。
好感度が少しでも上がればコミュニケーションを取りやすくなり、彼・彼女とも打ち解けるきっかけになります。
打ち解けられるようになったら冗談をまじえて楽しく会話しやすくなり、遊びや食事にも誘いやすくなり、良いサイクルに繋がります。
そうやって何度も会いながら楽しい時間を一緒に共有することによって、相手もあなたに対して何かしらの愛情や親しみが沸いてくるでしょう。
片思い中の彼・彼女と会う機会を増やすように頑張って見てください。
同じ学校の人なら教室に遊びに行ったり同じ授業を取ったり、サークル活動で交流を増やしたり。
同僚なら通勤を利用したり何かと用事をつけて接点を増やしてみたり。
周りの友人に協力してもらうのも一つの手です。
スタートから印象が最悪だったり嫌われていたりする場合は時間がかかるかもしれませんが、嫌な相手でも何度も会う人にはそれなりの情が沸くものです。
是非この心理効果を利用してみてください。
何度も会うことでイメージアップにつながる可能性も十分あると思います。
視線に気づかせて好きな気持ちを伝える
片思い中の彼・彼女を意識させる方法として、目を合わすことも一つの方法です。
学校や職場などで、何度も目が合う人がいたら少し意識し始めませんか?
片思い中の彼・彼女をさりげなく見つめて、何度か目を合わせてみてください。
何度も目が合うということは、それだけあなたが相手を見ているということが伝わります。
自分のことを気にかけていてくれると知って悪い気はしないですよね。
また、目が合ったという照れから、彼・彼女もあなたのことを恋愛対象として意識しだすかもしれません。
自信がある人や積極的な人の中には、テレずにわざと目を合わせたり見つめたりしてアプローチする人もいます。
かっこいい・かわいいと思っていることを伝えるには手っ取り早い手段です。
上手くやるとこれだけで相手もあなたのことを気になって仕方なくなるかもしれません。
意識して目を合わせなくても、好きだから自然に目がいってしまうという人もきっと多いと思います。
特に男性は無意識に女性のことを見てしまうことがあると思いますが、そういうふとした瞬間に見つめられてドキッとする女性は多いです。
女性の目つきにも男性は弱いものです。
よく上目遣いがかわいいとか聞きますよね。
あまりにもわざとらしいのは逆効果ですが、少しだけならしてみても良いかもしれません。
男性女性問わずに、特に相手の話を聞いてる時は相槌を打ちながら目を見つめると、親身になって聞いていることが伝わり好感度があがります。
また、何度も目が合う人は自然と顔を覚えてもらえますから、親しくない間柄でそんなに話したことのない彼・彼女に片思い中だったら自分を覚えてもらうのにすごく良い方法だと思います。
目を合わすしても、周囲にバレバレで冷やかされるとあなたも彼・彼女も恥ずかしいと思いますので、あからさまではなくさりげなく合わせてくださいね。
見つめすぎて彼・彼女を困らせないように、じーっと相手が気づくのを待って見つめるよりも、何度かチラチラ見るようにすると自然になると思います。
視線を意識して行動や言葉のセンスを磨く
片思い中の彼・彼女に対するあなたの態度が、あまりにも周囲への態度と違うと周りにもあなたの気持ちがバレバレで恥ずかしいかもしれません。
しかし、相手の視線を意識して行動するのは決して悪いことではないですし、誰しも無意識に少しはそうなっている部分はあると思います。
誰だって好きな人ができると少しおしゃれに気を使ってみたりしますよね。
女性なら好きな人の前だと言葉遣いなどが少し行儀良くなったり、男性ならおもしろくしようとか引っ張っていこうとか頑張ってみたり。
そうやって好きな人の視線を意識することは、自分自身の向上にも繋がりますので常に意識して行動しても良いと思います。
恋をすると彼・彼女の視線を気にして、きれいになったりかっこよくなってあか抜ける人は多いですよね。
例えその恋が終わってしまってもそんなあなたの姿を見ていた人と別の恋が始まるかもしれませんし、おしゃれのセンスが良くなったりと一人の人間として成長したことは間違いありません。
人は自分のことを好きな相手に興味を持つものですから、相手に自分が意識していることが伝わるのも悪いことではありません。
自分と会う為にオシャレして来てくれたとわかったら嬉しいですよね。
気持ちが態度にでず伝わりにくいポーカーフェースの人もクールでいいと思いますが、恋愛が発展しやすいのはどちらかというと感情が素直に出るタイプだと見られます。
ですので、相手に意識していることが伝わっても全然心配いりません。
周りの人間にバレることが少し恥ずかしく感じるかもしれませんが、それは恋愛している人みんなが背負うリスクです。
相手の視線を意識することは照れたりシャイになることとは少し違います。
中学生などまだ恋愛に慣れていない人が好きな人の視線を意識しすぎて失敗するのは、照れたり恥ずかしがったりするからです。
そういう態度は本人も見ている人も恥ずかしくなりますね。
彼・彼女の視線を意識して照れるのではなく、相手から良く思われる為に頑張ろうということがポイントです。
遠距離恋愛の片思いを実らせる方法
近年ではメールや電話の他にもmixiやFacebook、Twitterなどインターネット上のソーシャルネットワークも発達していて、世界中の人間とコミュニケーションがとれます。
相手の近況も簡単に知ることができます。
またインターネットを使えば遠距離にいる人や顔も知らない人と簡単に知り合いになれますし、共通の趣味を持つ人々と出会い親しくなることもできます。
出会い系サイトや婚活サイトなど出会いを目的とした専門サイトもたくさんあり、恋愛・結婚相手を探すツールとしても普及しています。
現在付き合っている人や好きな人が引っ越してしまっても、連絡を取ろうと思えば取れますし、飛行機や新幹線で会いに行くこともできます。
恋愛において距離という障害の重みは依然よりも少なくなってきているはずです。
会えない時間があってもお互いを信頼しあい、連絡をまめに取り合えば関係を続けていくことは可能です。
インターネットを通しいて出会い、今まで会ったことのなかった相手でも、メールやSNSで相手のことを深く知ることは可能です。
逆にそういう場の方が本当の自分を出せるという人もいると思います。
しかし、インターネット上の出会いでは簡単に会わないようにするのも一つの手です。
お互い顔の見れない素性の知らない相手なので、嘘をつこうと思えば簡単に嘘がつけるからです。
写真と本人が全然違うくてがっかりしたり、年齢を偽っていたりなどはよく聞く話しです。
しっかりと信頼できる相手だとわかるまで会うのを控えないと危険かもしれません。
距離は障害ではなく恋愛のスパイスになる場合もあります。
常に会えないからこそ、会った時間がとても貴重に感じれますし、特別な時間を共有できるはずです。
また、いつでも会えるカップルと違い、新鮮な気持ちを保てることができます。
もし片思い中の彼・彼女が遠距離に住んでいるのなら、億劫にならずに連絡を取ってみましょう。
直接メールや電話をするのがむずかしい場合は、Twitterなどの気軽にコメントできるSNSを利用してみましょう。
インターネットのツールを使えば全然親しくなかった相手や何年も会っていなかった人でも気軽に話せるので不思議ですね。